歯周病と妊婦

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高齢者に発生しやすいことで知られる歯周病。しかし必ずしもそうではなく、20代?30代でも発症する可能性は決して少なくありません。そんな若いうちに発症するケースの中でもとくに注意が必要なのが妊婦です。妊婦が歯周病になってしまった場合、症状が悪化しやすいうえ、生まれてくる子供にまで影響を及ぼす可能性があるのです。


歯周病が全身にもたらす影響のひとつに低体重児の出産というものがあります。アメリカで1996年に行われた調査によると歯周病を発症している妊婦は低体重児を出産しやすいというデータが明らかになったそうです。とくに歯列の60%以上の歯周組織が破壊されていると早産のリスクが大幅に高まるという結果が出ています。また、その場合、妊婦が早産になる可能性はそうでない妊婦の6倍、初産の場合は7倍にも達するといいます。その厳密なメカニズムは十分には明らかになっていませんが、注意すべき点として医療の分野では通説となりつつあります。矯正歯科でのチェックが必要になるでしょう。

それから原因となる細菌の中には女性ホルモンをエサにして繁殖するものもあります。そのため妊娠中にはとくに症状が進んでしまう可能性があるのです。


産婦人科に通うだけで精一杯という人も多いかもしれませんが、できれば矯正歯科にも通っておくことをオススメします。矯正歯科なら治療だけでなく、口内のクリーニングなども行ってくれるため、予防をしっかり行うことができるからです。健康な子どもを産むためには健康な口内環境から。歯周病と出産との関わりはぜひ踏まえておきたいところです。